第35代WBC世界ライトフライ級チャンピオンの木村悠さんが
商社に勤めながらも世界チャンピオンにまで登り詰めた過程で食について様々なことを学ばれたそうです。
現在は現役は退き、講演活動や社員研修、企業の顧問やアドバイザーなど多方面でご活躍中の木村さんにダイヤモンドオンラインにてインタビューに答えています。(http://cl.diamond.jp/c/ac2vcbk4bXr6bKap)
その中で特に私が気になった部分を
私なりの目線でお伝えしたいと思います。
ボクシングを通して食について学んだこと
元々食が細かった木村少年は、高校生の頃にボクシングに出会います。
ただし、食が細いことでボクシングに必要な減量がしやすかったということはなかったようです。
小さい時は偏食で野菜や魚を食べなかったそうですが、
減量するにあたり、様々な食事制限を試しては失敗…
思うように食べることができなかったことから
食べることのありがたさを感じ、食への意識が高まります。
ここからが木村さんの凄いところ!
『自分の体に何が必要かを聞いて、その必要な物を食べていた』
そうなんです。
そして偏食だったのに
『好き嫌いがなくなった』
とも述べています。
現役を引退した現在の食生活は?
今では試合に向けて厳しい減量に取り組むこともありませんが、
インタビュアーによると現役当時と変わらない体型を維持されているそうです。
ご本人曰く
『(ボクシング時代の体験も盛り込んで講演などをするため)体型維持は必須』
それでも食生活は
『100点よりも80点が◎』
なんだそう。
私のような凡人は「100点の方がいいっしょ」なんて思いがちですが、実は
『ストレスのない範囲で気をつける、80点が心地よいポイント』
なるほど。
確かに完璧を目指してしまうと挫折しやすい。
1度でも誘惑に負けると
「もうダメだ…」
と思ってそこで終了、なんてことになりそう。
これこそが商社マンとして働きながら世界王者になった時、どちらも両立させるためには
『両方100点にしようとすると破滅する』
と感じたことからの学びだとか。
食べ過ぎのデメリット
木村さんが感じた、食べ過ぎのデメリットは
- 眠くなる
- パフォーマンスの低下
- 説得力がなくなる(木村さんのお仕事の上で)
わかります!
確かに食べ過ぎてしまったあとは、胃の調子が良くない、動きが鈍くなる、それに集中力も低下する。
そしてまたまたここから木村さんの凄いところ。
「お腹がいっぱい」のサインを私達は見逃しがちだけど
木村さんは
『動物のように第六感を使って』
お腹いっぱいを感じるそうです。
んー、難しい…
と思ったあなた。
『お腹が空くリズムで逆算して食べることがオススメ』
なんだそうですよ。
例えば、
今日のランチは友人と12時に約束してる
なんて時は
12時にお腹が空くように時間と量を調節して朝食を頂く
といった具合。
少し修行が必要です(涙)
炭水化物をとるメリット
木村さんはダイエットの講演でも
『炭水化物を食べましょう』
とお話されます。
それは炭水化物を抜くと
- 疲れがとれない
- 集中力が落ちる
- 練習がうまくできないような状態になる
ことを実際に体験されたからです。
減量も炭水化物をただ抜いただけではうまくいかなかったそうです。
やはりバランスは大事ですね。
では炭水化物を食べることで得られるメリットとは?
・食事のリズムを作れる
・便通がよくなる
・ぐっすり眠れる
体調を整えるためには炭水化物は抜かない方がいいんですね。
あとは炭水化物に限らず、食事の時に重要なのが
『ゆっくり食べること』
消化に負担をかけない=内臓や体全体にも負担をかけない
ことにも繋がるからです。
特に職場では限られた休憩時間内に食べ終わって、メイクも直して、コーヒーやお茶も頂きたいし…
と、ついせっかちになってしまうけど
時間をかけて食べるのは体全体にもいいことなんですね。
まとめ
いかがでしたか?
商社にお勤めしながら世界チャンピオンになる、
なんてどんなストイックな方なんだろうと思いましたが、
意外にも緩めのメソッドで、私にも採り入れられそうなことが随所にありました。
食べながら無理なく痩せられるのは理想的ですが、
このインタビュー記事を読んで80点ならできるかな
と思いました。
あなたも真似できるところから始めてみませんか?